実はすごい!私たちが創り出すリプロダクトの世界

リサイクル、と聞くと”廃品回収”というイメージを思い浮かべる方がいるかもしれません。
ですが、私たちの事業は全く異なるもの。
競合が他に数社しかなく希少性が強みだからこそ、なかなか知られていない当社の技術。
今回は鈴鋼製作所が創り出す「リプロダクトの世界」をご紹介します!

材料が生み出されるまでの流れ

廃品回収と大きく異なる点は、私たちがリサイクルする原料を「購入している」ということ。

廃棄物は”処理を行ってもらう側”に費用がかかることが一般的。
私たちの場合は、工程内端材(こうていないはざい)と呼ばれる、製品の加工工程で発生する切れ端を原料としています。廃棄される予定だった端材の中でも、当社が品質を吟味したものだけ仕入れています。

私たちは有効活用の可能性を秘めた端材を厳選した上で、独自の技術を用いて新しい材料を生み出しているのです。
当社ではこの工程を「材料化」と言っています。

材料化をするために

では、工程内端材を仕入れた後に材料化するにあたって、私たちは何をしているでしょう。

もちろん端材のみでは製品化できないため、端材へ別の素材を配合します。
配合を行う時の組み合わせ、順番、熱のかけ方を工夫することで、ただの端材が理想の材料へと生まれ変わっていく。
この「混ぜる技術」に関して、私たちは希少な技術力を持っているのです。

材料に対して必要となる理想の硬さ、柔らかさが製品によって異なったり、伸びをよくしたい、遮音性を高めたい、引き裂きに対して強くしたい……など求められる要素も変わります。
必要な要素を持つ材料へ変えていける技術力を持つことが、私たち鈴鋼製作所の強みの一つです。

可能性を探し続ける

私たちは材料化するだけ、で終わりません。
生み出した材料を加工することで新たな製品を生み出す、リプロダクト事業も併せて展開しています。

主要取引先は大手企業様ばかり。特許をとった製品もあり、ありがたいことにお客様からお問い合わせをいただくことも。
現在は、新素材の開発を進めている最中です。
開発中の素材は自動車、建築、インテリアなど幅広い業界での活躍が期待されるもので、当社でなくてはできない配合、そして品質の高さを目指して模索しています。

取引先からの依頼もありますが、開発が進む発端の多くは私たち自身から生まれた「新しいことをやりたい」「これ、できないかな?」という挑戦心や探求心。
可能性を探し、実現に向けてチャレンジする熱意をこの先も絶やすことなく、技術をさらに進化させていきたいと考えています。

循環工夫企業

材料化を行える技術、新素材・新製品の開発力など、私たちの強みをいくつかご紹介しましたが、私たちのモットーは「循環工夫企業を目指す」こと。

例えば、社内で発生した端材を再び材料化することで、また新たな製品へと変わっていく「循環」が生まれます。
また工程内端材を仕入れ、新しい製品に変えることで、取引先のリサイクル率向上に貢献するなど、社会全体の「循環」にも関わっているのです。

私たちが持つ技術によって、新しい価値が創り出される。
この価値を増やすため、当社は進化を続けたいと考えているのです。

自動車・建設業界で活用されるリプロダクト製品の強みとは?鈴鋼製作所が持つ希少な技術力とその価値

愛知県弥富市に本社を置く、私たち鈴鋼製作所。
この場所で、日本でも”数社のみ”しかつくれない『あるモノ』が生み出されています。

それが、リプロダクト製品
工程内端材(※1)を材料化(※2)した後に、新しいカタチへと生まれ変わらせた製品のことです。

※1:工程内端材は製品の加工工程で発生する「切れ端」のことです
※2:材料化は廃棄予定の工程内端材を「材料へ蘇らせる工程」のことです

冒頭でもお伝えしましたが、自動車・建設業界で活用できるリプロダクト製品をつくる競合会社は、日本でも限られた企業のみ。

そんな難易度の高い製品製造に私たちがチャレンジする理由は、リプロダクト製品の活用に価値を感じていただいているから。そして大手企業からの求めに応じて、今ある技術をさらに進化させたいと考えているからです。

「……環境に良さそうってことは分かるけど、あんまりピンと来ない」

きっと、ここまで読んで頭に『?』マークが浮かぶ人が多いはず。
競合がほぼいない分、検索エンジンで調べてもあまり情報が出てこないのが現状です。

だからこそ今回は、私たちがつくるリプロダクト製品を活用するメリット当社が培ってきた技術力について分かりやすくお伝えしたいと思います!

目次

  1. リプロダクト製品を活用するメリット
  2. メリット①:CO2削減に貢献
  3. メリット②:環境配慮を可視化しやすい
  4. 鈴鋼製作所が生み出す製品価値

リプロダクト製品を活用するメリット

今回の記事でいう「リプロダクト」とは、不要となった端材を材料として再活用した上で、新たな製品へと再製造することを言います。

結果として、私たちの事業はSDGsが掲げる「つくる責任、つかう責任」へ繋がっているものだと考えています。

とはいえ、当社がつくる製品の”社会貢献性”については、まだぼんやりとしている部分が多いはず。だからこそこの章で、具体的にご紹介していきたいと思います。

メリット①:CO2削減に貢献

私たちが取引を行う大手企業を含め、多くのメーカーは政府目標等に沿って、CO2削減に対する具体的な数値目標を掲げています。
その目標数値を達成する方法の一つが、リサイクル製品を増やすこと。

「なぜ、リサイクル製品を増やすことがCO2削減になるの?」

と、疑問を持った方へ、少し掘り下げてお話しさせていただきます。

まず新しい資源から製品へと加工するためには、膨大なエネルギーが必要です。一方で、リサイクル素材を活用して製品を製造する場合は、すでに材料としての形に近い状態から製造を進めることができるため、CO2の排出量をグッと抑えることができます。

こうした理由から、多くの大手メーカーがリサイクル製品の活用を積極的に行っているのです。

私たちが生み出すリプロダクト製品を活用することは、結果として取引先のCO2削減に貢献するということ。
当社側でもCO2削減量を計算する際のベースとなる数値を出すなど、どれだけ削減効果があるか具体的に提示できる体制づくりを行っています。

メリット②:環境配慮を可視化しやすい

当社が生み出す製品は、自動車メーカーで活用される「リサイクル遮音シート」やカーペットの材料に利用する「S-FITボード」、建設の一つとして活用される「遮音材」など、自動車や建設業界で使われるモノたちです。

街を走る自動車や住宅など、多くの人々の生活に溶け込む、身近なモノに実は当社の製品が隠れていることも。
私たちがつくる製品が組み込まれることで、取引先企業にとっては、廃棄物の削減やリサイクル材の活用、環境配慮の取り組みを、対外的に伝えやすくなるというメリットがあります。

環境問題は社会全体で取り組むべき課題である一方、簡単にはクリアできない壁も数多く存在します。
だからこそ私たちは培ってきたノウハウと技術力で、扱うことが難しい素材においても「リサイクルし、リプロダクトする」というチャレンジを続けているのです。

鈴鋼製作所が生み出す製品価値

組成が明らかな新品の素材を「バージン材」と呼びます。
バージン材は不純物が混ざっていない分、強度、耐久性などが安定しており、成形や加工が比較的スムーズに行えるという特徴があります。

一方、バージン材を使わず、リサイクル材を元に品質の高い製品を生み出せるという点が私たちの強みです。
材料化の段階から対応できる技術力を持つからこそ、取引先の細かな要望を反映したリプロダクト製品を、安定して生産できるノウハウがあります。

製造においては、工程内端材を厳選することからスタートします。
端材などを混ぜる順番、混ぜる時の温度、混ぜるスピードの、僅かな違いが品質に大きく影響するため、トライ&エラーを重ねながら理想の品質に届くまで追求しつづけていきます。

この技術の結晶が、一つひとつの製品に詰め込まれているのです。


材料化を行う機械はほとんどオリジナルのもの。配合量はもちろん、材料化の工程や使用する機械も企業秘密です。

誰もが避けてしまうような難易度の高い道をあえて選び、新製品の開発にも果敢にトライし続ける私たち。

社会貢献に繋がるモノづくりの第一線を歩み続けるため、今日も技術力を磨き、成長を目指していきます。

製品紹介

WORKS